だいごはここよ


☆ごあいさつ☆

町内会長 奈良磐雄 

平成26年(2014年)、今年も醍醐に「住んでよかった」「住みつづけたい」と言えるよう「安心・安全・楽しい」まちづくりを目指し、皆で力を合わせてがんばります。

京都市伏見区醍醐 御霊ケ下・大構町 町内会(約380世帯、約1500人)は、昭和46年に町内会を発足し、平成26年には44周年を迎える事が出来ました。

私たちの町内会は、平成5年に世界文化遺産として登録された醍醐寺の膝下に位置し、その歴史は古く、昔から東国と西国の境界にあたり、歴史上でも重要な位置をしめてきました。平安時代・貞観16年(874年)理源大師が醍醐寺を開創した頃からの記録が、醍醐寺の古文書などに多く残っています。

そしてこの醍醐は、うまさの表現「醍醐味」、秀吉で有名な「醍醐の花見」、「親鸞聖人生誕の地」、「醍醐天皇」「鴨長明の方丈記執筆の地」「小野の小町伝説」などでは大変良く知られた地です。

このように歴史的に有名な地でありながら、京都市中心部からは、東山を越した最も東南の端に位置することから、交通上大変不便であり、他の地域の人々には名前だけしか知られていないというのが実状でした。地下鉄東西線が開通した平成9年10月12日は、私たちにとって、交通上の問題が緩和されるにとどまらず、他の地域の方々との生活、文化面での交流も活発になる、まさに歴史上記念すべき日の一つになったと感じています。その後、地下鉄東西線は六地蔵まで延伸され、京阪電車宇治線、JR奈良線とも接続され、大阪、奈良、神戸など近畿圏とスムーズに繋がり画期的に便利になりました。

便利になった部分と不便になった部分があります。周辺部分から地下鉄の駅までの公共交通の便が悪くなったので、地域住民と地域の企業、団体が協力し、醍醐コミュニティバスを走らせ、かろうじて交通弱者の足を確保し10年が経ち、利用客はなんと500万人を達成しました。

また、こうした都市基盤整備にともない、周辺の公共・民間施設の整備も急速に整い、マンションや戸建て住宅も増え、私たち住民一人ひとりの生活も大きく変化してきました。

この機会に、時代の潮流に流されることなく、歴史的に特色あるこの地域をしっかり認識し、住民にとって望ましい今後の姿に対する合意形成を、早急に始める必要があると強く感じています。今までも先人の教えを受けながら、住民間のコミュニケーションをスムーズにするため、さまざまな行事や事業を行ってきましたが、これらに加えて、平成9年10月12日地下鉄東西線開通を記念して、私たちの手による私たちの情報を、インターネットを通じて町内はもとより京都、日本、世界への発信を始め16年余の歳月も経ちました。さらに私たち自身の地域への関心を深め、日常生活にも磨きをかけるきっかけになるよう邁進してまいります。

私達町内会は平成12年、設立30周年を祝って「町内会設立30周年記念誌」を発行しました。PDFにて30年の歩みをご覧頂く事ができます。

私たちのホームページをご覧頂き、ご意見、ご感想などを頂ければ幸いです。

                      町内会一同