だいごのにゅうす

市民フォーラム

みんなで走らせよう
醍醐のコミュニティバス



7月21日(土)、午後6時30分〜9時、京都市醍醐交流会館にて「醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会」主催でフォーラムが開かれました。

村井信夫氏(市民の会会長、醍醐十校区自治町内会連絡協議会会長)による主催者あいさつ、山本義夫伏見区醍醐支所長の来賓あいさつに続き、岩井義男氏(市民の会事務局長、醍醐十校区自治町内会連絡協議会総務長)より「市民の会のこれまでとこれから」と題して経過報告がありました。中川大氏(市民の会運行計画検討委員会委員長、京都大学工学研究科助教授)は「みんなで支える市民の掛け橋・醍醐コミュニティバス市民プラン」を発表。

パネルディスカッションでは、吉村むつ子氏(市民の会副会長、醍醐西地域女性会会長)が「地域の生活交通弱者の立場から見たコミュニティバス」、岡田祐雄氏(醍醐寺総務部長、一言寺管主)が「観光振興から見たコミュニティバス」、市村延之氏(京都醍醐センター取締役社長)が「商業活性化から見たコミュニティバス」、由井浜右氏(彌榮自動車株式会社理事)が「交通事業者から見たコミュニティバス」についてショートコメントを述べた後、会場からの活発な意見を聞き、能村聡氏(京のアジェンダ21フォーラム事務局コーディネータ)と中川大先生がとりまとめを行いました。

<会場からの発言>

・車椅子での利用も可能な車両にして欲しい

・障害をもった人及びケアーをする人の乗車賃は無料とするなどの配慮をして欲しい

・バスの車体デザインは世界文化遺産のお膝元を走るバスにふさわしい高品位なものにしたい

・走らせ続けるには資金を継続的に得る必要がある。「ファン倶楽部」「応援団」「支える会」などを組織し、運賃だけでない「会費」「寄付」等の資金確保の方法を取り入れることが必要。地域によるエコマネーの研究も可能性としてある

・バスルートを決める際、大型商業施設のみが潤うのではなく、昔からある商店や商店街も潤うような視点が必要

・路線によってはバスの運行時間が1時間に1本という計画であるが、間隔を詰める努力をして欲しい

市民の会では自治会へも出向いて、発表された基本計画をもとに、地域住民の意見を取り入れながら実施に向けての本格的な準備を進める予定です。

この画期的なコミュニティバスを走らせることは、醍醐地域住民の力強い支援を取り付ける必要があるが、これを実現させられれば京都で一番の取り組みとなり、醍醐の宝物になることは間違いないのです。


会場は「みんなでバスを走らせよう」という熱心な市民で満席の状況でした

コミュニティバスは、これまでのバスではカバーできなかったような所にも、きめ細かなバスサービスを行うバスです。人に優しい低床バスもよく使われています。これによって自家用車の利用を減らせば、環境にも貢献できます。自動車を運転できないお年寄りや障害者、こどもをはじめ、誰もがまちを生き生きと行き来できるようになります。商業施設も賑やかになるでしょう。醍醐に暮らす人と人を結び付けてくれるバス。観光に来る人々もスムースに動けます。みんなで応援して醍醐にコミュニティバスを一日も早く実現させましょう。




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